クレカ積立、設定でつまずきました。年15,000ポイントと、追いかけるのをやめた理由
執筆・確認:はいと|40代・4人家族の会社員。投資歴約7年、Webライターとして100本以上を執筆。
「クレカ積立、やったほうがいいのは分かるけれど」
「設定が面倒そうで、後回しにしている」
私も、まさにそうでした。設定方法が分からず、思っていたよりずっと時間がかかりました。 いまは世帯の2口座で、年に約15,000ポイント。ただしその後、条件改定に振り回されもしました。うまくいった話だけでなく、つまずいたところも含めて書きます。
正直、設定でつまずきました
先に、格好のつかない話からします。
クレカ積立を知ったとき、「積立の支払いをカードに変えるだけ」と理解していました。数分で終わるだろう、と。
まったく終わりませんでした。
どこで設定するのかが、まず分かりませんでした。カード会社のサイトなのか、証券会社なのか。証券会社だと分かってからも、積立の設定画面にたどり着くまでに何度か行き来しました。すでに積立をしている分の支払い方法を変えるのか、それとも新しく積立を作り直すのか。そこも迷いました。
さらに、カードを登録しただけでは終わりませんでした。積立設定のほうで決済方法をカードに切り替えて、はじめて反映されます。登録した気になって画面を閉じ、翌月に「付与されていない」と気づいた——そんなこともありました。
最終的にどう解決したかというと、証券会社の公式ページを、腰を据えて読み込みました。
はじめは検索して、個人の解説記事をいくつか見ていました。ただ、どれも自分の画面と少しずつ違う。カードの種類が違ったり、記事が書かれた時期が古かったりで、そのまま当てはまりませんでした。
結局、遠回りせずに公式の手順ページを最初から読むのがいちばん早い、という結論になりました。画面の名称も手順の順番も、公式がいちばん正確でした。
いま思えば、たいした作業ではありません。ただ、はじめての人が「ちょっとやってみるか」で片づけられる量ではなかった、というのが実感です。5分では終わりません。時間を確保してから取りかかることをおすすめします。
いま受け取っているのは、年に約15,000ポイント
つまずいた話のあとで恐縮ですが、いまの数字をお伝えします。
| 口座 | 証券会社 | 月の積立 | 付与率 | 月のポイント |
|---|---|---|---|---|
| 口座A | 楽天証券 | 100,000円 | 0.5% | 500ポイント |
| 口座B | SBI証券 | 100,000円 | 0.75% | 750ポイント |
合わせて月1,250ポイント。このペースが1年続けば、年に約15,000ポイントです。
※上乗せ特典や期間限定キャンペーンは含めず、通常付与率で計算した年間換算です。カードの年会費を引く前の数字で、付与率・条件は変更される場合があります。
わが家は毎月30万円を積み立てていますが、その全額をカード払いにはできません。クレカ積立の上限は、1口座あたり月10万円だからです(2024年3月の内閣府令改正で、月5万円から引き上げられました)。
なので、こうしています。
- 月20万円分 … 2つの口座で、それぞれ上限までカード払い
- 残りの月10万円分 … 通常の口座引き落とし
同じ金額を、同じファンドに積み立てる。支払い経路を変えただけで、この差が出ています。
条件が変わって、振り回されました
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
クレカ積立を始めてしばらくして、SBI証券・Olive側の付与率の条件が変わりました。
まずやったのは、自分の付与率がどうなるのかを確認することでした。他社と比べるより先に、いまの自分の状況を把握しないと判断のしようがないと思ったからです。
そこで、ひとつ知りました。Oliveの付与率を決める「前年のカード利用額」には、クレカ積立の月10万円そのものは数えられないのです。
これは、私にとって少し意外でした。積立額を増やせば付与率も上がるのかと、どこかで思っていたからです。そうではありませんでした。
そのうえで、他のカードや証券会社も一通り見ました。乗り換えたらどうなるか、新しくカードを作る必要があるか、年会費はいくらか——。
そして、何も変えませんでした。
比べてみて分かったのは、乗り換えたところで、差は年に数千円だということです。そのために新しいカードを作り、年会費の無料条件を管理し、また改定があれば同じことを繰り返す。
年に15,000ポイント。月にすれば1,250円ほどです。その金額のために、改定のたびに何時間も調べ直す。しかも調べ直したところで、また変わるかもしれない。
割に合っていませんでした。
だから「一番お得」を追いかけるのはやめました
いま決めているのは、この2つだけです。
- いま持っているカードと口座の範囲で、無理なく設定できるならやる
- 条件が変わっても、すぐには動かない
新しくカードを作ってまで還元率を上げることは、しないと決めました。カードが増えれば、年会費も管理も増えます。その手間は、ポイントでは埋まりません。
私にとって、ポイントはおまけです。本体は、積立を続けること。おまけの最適化に時間を使って、本体がおろそかになったら本末転倒です。
同じ金額を、同じファンドに積み立てる。その経路にポイントが付くなら、もらっておく。それだけ。
貯まったポイントで、実際に飛びました
ポイントの使い道も、具体的に書きます。
楽天ポイントは、日常の固定費の支払いに充てています。地味ですが、確実に現金が浮きます。
Vポイントのほうは、マイルに交換して、実際に飛びました。
これは、思っていたより気分のいい体験でした。積立の支払い方法を変えただけで貯まったポイントが、家族と過ごす時間に変わる。投資の口座の中では実感しにくいものが、はじめて手ざわりのあるものになりました。
ただし、交換率は1ポイント=1マイルではありません。交換先によって価値は変わります。「15,000ポイント=15,000円」とは限らないので、そこは期待しすぎないほうがいいと思います。
これから始める方へ、先に言っておきたいこと
私が実際につまずいたところだけ、3つ書いておきます。一般的な注意点はどこにでもあるので、自分が引っかかったところに絞ります。
① 個人の解説記事より、公式ページのほうが早い
最初に検索して解説記事をいくつか見たのが、かえって遠回りでした。カードの種類が違ったり、書かれた時期が古かったりで、自分の画面と合わないのです。公式の手順ページを最初から読むほうが、結局は速い。遠回りしてから気づきました。
② カード登録と、積立設定の変更は別の作業
私はここで一度失敗しています。カードを登録して満足し、翌月に付与されていないと気づきました。登録したあと、積立設定のほうで決済方法を切り替えるところまでやって完了です。設定した月の翌月に、実際に付与されているか一度だけ見てください。
③ 付与率の判定条件は、思っているのと違うことがある
Oliveの場合、クレカ積立の月10万円は、付与率を決める年間利用額には数えられませんでした。積み立てるほど有利になる、わけではない。 自分が使っているカードの判定条件は、一度だけ確認しておく価値があります。
制度の細かい条件は、証券会社の公式ページが最新かつ正確です。私の書いた数字は、あくまで私の場合とお考えください。
まとめ:もらうけど、追いかけない
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
クレカ積立は、やる価値のある仕組みだと思います。同じ積立に、ポイントが付くのですから。実際、年に15,000ポイント受け取り、マイルに変えて家族と出かけることもできました。
ただ、始めるまでの手間は、聞いていたより大きかった。そして条件は、思っていたより頻繁に変わりました。
だから、いまの距離感はこうです。もらえるものはもらう。でも、一番お得は追いかけない。
投資でいちばん大事なのは、続けることでした。ポイントはその副産物です。副産物の最適化に時間を取られて、本体が続かなくなるくらいなら、少し損なくらいでちょうどいいと思っています。
いま使っている証券口座で、積立の支払い方法がどうなっているかだけ確認してみてください。すでにカード払いなら、それで十分です。まだなら、時間のあるときに。5分では終わらない前提で。
明日もまた、歩きながら考えます。
🚶 はいと
40代・4人家族のビジネスパーソン。
毎朝、歩きながらお金と人生のことを考えています。
※本記事は、私たちの経験にもとづく考え方をまとめたものです。ポイントの付与率・上限・交換条件は変更される場合があり、カードやファンドの組み合わせによっても異なります。最新かつ正確な条件は、各証券会社・カード会社の公式サイトでご確認ください。投資は元本割れのリスクを伴います。
情報の出どころ
- 楽天証券|クレジットカード決済 ── 付与率と設定手順の確認先です。
- SBI証券|クレカ積立 ── 付与率の判定条件を確認しています。
- 金融庁|金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令 ── クレカ積立の上限が月5万円から月10万円へ引き上げられた根拠です(2024年3月8日)。
- 記事内の付与率・ポイント数は、いずれも筆者自身の口座での実績にもとづく年間換算値です。
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