副業の選び方。私が「小さく試して、自分に残る」を軸にした理由
「副業の種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」
流行りではなく、自分の軸で選ぶと、大きく外しにくくなります。
私の軸は4つ。小さく試せる。自分に残る。スキマ時間でできる。納得して続けられる。この軸で、物販とWebライティングを試してきました。
副業選びで、私が大事にした4つの軸
私が副業を始めた理由は、2つありました。資産形成を加速させたかったこと。そして、サイドFIREのあとに、個人事業主として稼ぐ方法を身につけておきたかったこと。副業は、先に練習しておく場所でもありました。大きく稼げているわけではなく、いまも試行錯誤の途中です。
いろいろ試した末に、私がたどり着いた「選ぶときの軸」は、次の4つ。稼ぐ力で大切にしている考え方とも、しっかり重なっています。
01小さく試せて、失っても痛くない範囲か大きな元手や、たくさんの在庫が必要なものは、それだけリスクも大きくなります。まずは、少額で・小さく始められるものから。うまくいかなくても暮らしに響かない範囲に収めるのが、私のルールです。
02やめても、自分に「残る」ものがあるかたとえ収入にならなくても、スキルや経験が自分のなかに積み上がる副業を選びたい。文章力や、お金の知識のように、あとで別の形で生きてくるもの。これは「スキルは減らない資産」という考え方そのものです。
03スキマ時間で、できるか本業と家庭が最優先。だから、決まった時間に縛られず、自分のペースでできることが大切でした。早朝や、家族が寝静まったあと──そんな細切れの時間で進められるかどうかを、いつも見ています。
04自分が納得して、続けられるかどんなに稼げても、イヤイヤやることは続きません。「自分の選んだ仕事」として、納得して取り組めるか。サイドFIRE後も続けたいと思えるか。ここが、最後の決め手になります。
その軸で、私が挑戦してきたもの
この4つの軸で選んで、これまで私が挑戦してきたのが、次の3つ。同時にではなく、ひとつずつ、順番に取り組んできました。
最初に選んだのは物販でした。理由は2つです。物を仕入れて売るという、商売の流れそのものを学びたかったこと。そして、買って売るというのは単純で、とっつきやすそうだと思ったことです。
実際にやってみると、仕入れにも発送にも手間がかかる。それでも、入口が分かりやすかったから動けたのだと思います。
- 物販(3年ほど前に始めて、半年ほど):小さく仕入れて売る。利益そのものより、お金の流れを実地で学べたことが、大きな収穫でした。在庫を抱えすぎないことだけは、いつも気をつけていました。
- Webライティング(未経験から、約2年):元手はほぼゼロ。初心者のうちは一文字0.1円ほどの安い単価の案件もあって、儲けは微々たるものでした。それでも、少しずつ続けるうちに、100記事以上を執筆。私の目的は「いつか自分のブログを書くこと」でした。書く力さえ磨ければ、それで十分だったんです。
- ブログ運営(いま取り組んでいるのが、これです):すぐにお金にはなりませんが、続けるほど自分に残る。Webライティングで磨いた力が、いままさにここで生きています。
こうして並べてみると、あれこれ同時に手を出したのではなく、ひとつ終えては次へと、少しずつ移ってきたのが分かる。なかでもWebライティングの2年は、いまのブログにつながる、大切な準備期間でした。
逆に、選べなかったものも。勤め先の就業規則で、雇用される形の副業は認められていなかったからです。時間や場所に縛られるアルバイトのような働き方は、最初から候補に入りませんでした。
規則とは別に、自分の適性を考えて見送ったものもあります。ハンドメイドや動画編集。どちらも人気のある副業ですが、自分に向いているとは思えませんでした。
やらないものを先に決めると、選択肢が絞れる。全部を検討しようとすると、たいていそこで止まってしまいます。
選んだものに共通しているのは、「小さく始められて、やめても自分に残る」という点。迷ったときに戻れる軸があるだけで、次の一歩を決めやすくなりました。
「楽して稼げる」には、近づかない
副業を調べていると、必ず目に入ってくるのが、「誰でも・簡単・楽して稼げる」という誘い文句です。
消費者庁も、注意を呼びかけている。「誰でも」「簡単」といった言葉で副業へ誘い、あとからマニュアルなどを買わせるトラブルだ。高額な情報商材や、仕組みのよく分からない“もうけ話”には、いったん立ち止まることが大切です。
実は私も、Webライティングを始めたばかりの頃に、こんな“あやしい案件”に出くわしました。
- 「動画を見て、感想を500文字でまとめるだけ」という、いかにも簡単な仕事。受注してみると、すぐにLINEへ誘導され、最終的に「投資のノウハウ動画を買わないか」と持ちかけられました。私には、簡単な仕事を入口に、情報商材の購入へ誘導する案件に見えました。
- 「ポイントサイトのユーザーコメントを書く」という仕事。よく読むと、「FX口座を開いて、その感想を書いてほしい」という内容でした。これも、記事を書かせることより、口座を開かせることが本当の目的だったのだと思います。
私がおかしいと気づいたのは、LINEに誘導された時点でした。仕事の話をしているのに、なぜ別のアプリへ移る必要があるのか。そこで一度、手を止めました。
もう一方のFX口座の案件は、お断りしました。書く仕事のはずが、口座を開くことが条件になっている。それはもう、ライティングの案件ではありません。
どちらも、「簡単」「すぐできる」を入口にして、別のもの(情報商材や口座開設)へ誘導する形でした。仕事の“その先”に、本当の目的が隠れていることがあります。少しでも違和感があれば、いったん立ち止まる。これが、身を守る第一歩です。
これは「稼ぐ力」というより、「守る力」の話でもあります(このテーマは、別の記事で詳しく書きます)。せっかく稼ごうとしているのに、入口で変なものに引っかかって損をしては、元も子もありませんから。
稼ぐ前に、まず減らさない。「楽して稼げる」の誘いから距離を置くことも、立派な副業選びの一部です。
まずは「小さく1つ」から
最後に、いちばん大切なことを。最初から、完璧に選ぼうとしなくていいということです。
稼ぐ力は「小さな柱を複数」が理想ですが、それは、最初から全部やる、という意味ではありません。まずは小さく1つ試してみて、合わなければ変える。それでいいんです。
やってみないと分からないことのほうが、ずっと多い。私も、いきなり全部を始めたわけではなく、ひとつずつ、試しては増やしてきました。合わなかったものも、もちろんあります。
「自分に合う副業」は、頭の中だけで考えていても、なかなか見つかりません。合わなかったら変えるのは、少し勇気が要ります。それでも、試した時間までゼロになるわけではありません。何が合わないかを知ることも、自分に残る経験です。だからこそ、暮らしを崩さない範囲で、小さく一歩、踏み出してみる。私はそこからでいいと思っています。
まとめ:流行りではなく、自分の軸で選ぶ
副業は、小さく試せて・自分に残って・スキマでできて・納得して続けられるもので選ぶ。 私は、この軸で選ぶと大きく外しにくくなりました。
流行っているから、楽そうだから、で選ぶのではなく、自分の暮らしと価値観に合う軸で選ぶ。そうして選んだものなら、たとえ大きく稼げなくても、続けやすく、自分に残るものも見つけやすいと感じています。
副業を選ぶときは、「最初にいくら失っても平気か」を先に決めてみてください。上限が決まっていれば、小さく試すことに迷いがなくなります。
明日もまた、歩きながら考えます。
はいと
40代・4人家族の会社員。
お金の知識がなかった、あの頃の自分に向けて書いています。
※本記事は、私の経験にもとづく考え方をまとめたものです。副業による収入には個人差があり、成果を保証するものではありません。副業を始める際は、お勤め先の就業規則や、確定申告などの手続きを、ご自身でご確認ください。
情報の出どころ
- 消費者庁「簡単な作業をするだけで『誰でも1日当たり数万円を稼ぐことができる』などの勧誘により『副業』の『マニュアル』を消費者に購入させた事業者に関する注意喚起」 ── 「誰でも」「簡単」などを強調する副業勧誘への注意について。

はいと

